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車を売ろうと一括査定を調べると、真っ先に引っかかるのが電話です。私の周りでも、見積もりを取っただけで電話が何本も来て面倒だった、という話をよく聞きます。
私自身は、一括査定やオークション型のサービスで車を売ったことがありません。そのため、この記事の仕組みの説明は、各社の公式ページの内容をもとにまとめた調査です。体験として書くのは、私が買取店とオークションで車を手放したときの話だけです。
先に結論
電話がまったくない売り方は、調べた範囲では見つかりませんでした。ただ、連絡してくる会社の数は、売り方によって大きく違います。
- 電話や営業が気にならず、少しでも高く売りたい人は、複数社を比べる一括査定
- 連絡を絞りつつ比べたい人は、MOTAのような上位数社だけとやり取りする型や、ユーカーパックのようなオークション型
- 手間を減らしたい人は、1社で済ませる買取店
どれを選んでも、1社だけで決めないことが大事です。私はロードスターを1社だけで売り、買い叩かれた感が今でも残っています。
見積もりを取るだけで電話が面倒、という声は多い
車を売るときに、電話を気にする人は多いようです。私の周りにも、見積もりを取っただけで電話が来続けて面倒だった、という人がいます。
2023年3月に公表された国民生活センターの資料にも、査定サイトに書き込んだ情報で、複数の事業者から勧誘されることがあると書かれています。また、中古車の売却に関する相談は、2021年度に1,519件ありました。事例には、査定の場で強引に契約させられた、高額なキャンセル料を請求された、などが並んでいます。
電話が嫌だと感じるのは、わがままではありません。そこで、売り方ごとに「連絡の量」と「価格の決まり方」を整理します。
一括査定・オークション・買取店の違いは「連絡の量」と「価格の決まり方」
| 売り方 | 連絡してくる相手 | 価格の決まり方 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 一括査定(従来型) | 申し込み先の複数社 | 各社の査定額を比べる | 営業が気にならず、高く売りたい |
| 事前入札型(MOTAなど) | 概算額の上位3社まで | 最大20社の概算額で上位が決まる | 比べたいが連絡は絞りたい |
| オークション型(ユーカーパックなど) | ユーカーパック1社 | 買取店の入札で決まる | 連絡先を1つにまとめたい |
| 買取店1社(ソコカラなど) | その店1社 | 店の査定額 | 手間を減らしたい |
| 下取り | 新しい車を買う店 | 店の下取り額 | 乗り換えの手続きをまとめたい |
一括査定(従来型)
1回の申し込みで、複数の買取店に査定を頼む方法です。各社が競うので、価格が上がりやすいのが強みです。
その代わり、申し込み先の会社から連絡が来ます。国民生活センターの資料のとおり、複数社から勧誘される場合があります。査定の場で契約を急かされても、その場では決めず、契約書でキャンセル条件を確認してください。
事前入札型(MOTA)
MOTAの公式ページでは、最大20社の概算査定額がWEB上で分かり、実際にやり取りするのは高額な上位3社までと説明されています。概算額は最短3時間後に出て、上位3社からは、その結果と同時に電話が来るとされています。
つまり、電話がゼロになるわけではありません。ただ、20社すべてから連絡が来るわけではない、という点が従来型との違いです。契約後でも、引き渡し日の翌日までなら売主の希望で解除でき、買取店はキャンセル料を請求できないとされています。引き渡しの翌々日以降は、買取店との契約内容によります。
オークション型(ユーカーパック)
ユーカーパックは、車をオークションに出品し、買取店が入札で競う仕組みです。公式サイトには、「電話も査定もやりとりは1社だけ」とあります。複数の買取店と、1社ずつ連絡を取る必要がありません。
ただし、電話が一切ないわけではありません。公式FAQには、申し込み後に会員登録の案内や査定日程の調整、出品日の調整で電話がかかってくると書かれています。
流れは、公式FAQによると次のとおりです。
- WEBで無料査定を申し込む
- 査定を受ける(出張査定、取次店での査定、オンラインで済ませるセルフ査定がある。出張査定は60〜90分ほど)
- 出品する
- 入札結果を見て、マイページで売却を承認する(承認すると売買契約が成立する)
- 契約成立から8日以内に、書類と車を引き渡す
出品前に「売切価格」を決めます。その価格を超えて落札されれば売却が前提になり、超えなかった場合は、売るかどうかを自分で判断できます。一方で、売却を承認したあとのキャンセルは、違約金の対象になります。使う前に、公式FAQでキャンセル条件を確認してください。
申し込みはユーカーパックの公式サイトから、WEBで進められます。
買取店1社(ソコカラなど)
買取店に1社だけ頼む方法は、連絡の相手が1つで済みます。手間は少ない代わりに、その金額が高いのか安いのかは、比べないと分かりません。
ソコカラの公式ページでは、電話査定と出張査定のうち、より高く買い取れそうな方法を提案するとしています。電話査定は最短1分、出張査定は30分ほどが目安で、査定費用・引き取り費用・手続きの代行費用はすべて無料と書かれています。入金は、書類手続きを経て3営業日です。
JPUC(日本自動車購入協会)に加盟しており、契約後の減額や、引き取り後の再査定による入金減額は行わないとしています。ただし、申告内容に相違があった場合に限り、相談のうえで再査定することがあるとされています。公式は、10年落ち・10万km超の車や、故障車・事故車も対象としています。
下取り
下取りは、新しい車を買う店が、今の車を引き取ってくれる方法です。購入代金から差し引かれるので、手続きは一番楽です。ただし、下取り額が妥当かどうかは、ほかの見積もりがないと判断できません。
私が手放した経験から
ロードスター(買取店1社)
ジムニーを買った店に車を持って行き、その日のうちに金額を出してもらいました。手間はほとんどかかりませんでした。ただ、1社しか見ていないので、買い叩かれた感は今でも残っています。詳しくはこちらの記事に書いています。
レガシィ(オークション)
親がオークションに詳しかったので、手続きはほぼ親に任せました。私自身は、ほとんど何もしていません。売れるまでに約2か月かかりました。急いでいるときには向かない売り方です。
自分で出した経験がないので、出品する側の難しさは語れません。ただ、父がオークションで車を落札したとき、車高調が4本のうち1本だけ違うものになっていたことがありました。現車を見ない取引では、こういう差が出ることがあります。これは買う側の話ですが、知識がある人のほうが、適正な価格で売り買いしやすいのだろうと思います。
優先することで選ぶ
電話を減らしたい人
連絡先が1社にまとまる、オークション型か買取店1社が合います。ただし、どちらも日程調整などの連絡は入ります。
少しでも高く売りたい人
複数社を比べる一括査定か、MOTAのような事前入札型が向いています。電話が苦にならなければ、従来型の一括査定は「あり」です。
早く済ませたい人
買取店1社が楽です。ソコカラは、電話査定が最短1分で、入金は3営業日とされています。ただし、比べていないので、金額が妥当かは分かりません。
知識に自信がない人
オークション型は、売切価格を決めたり、売却を承認したりと、自分で判断する場面があります。買取店や、やり取りを上位数社に絞れる型のほうが、判断する場面が少なくて済みます。
10年落ちや10万km超えの車を売る場合は、過走行車の売り方をまとめた記事も参考にしてください。
契約前に確認すること
四輪自動車の売却には、クーリング・オフが使えません。JPUCの相談事例では、四輪自動車は適用除外品目で、契約書に署名した時点で契約が成立し、拘束力が生じるとされています。契約する前に、次の点を確認してください。
- キャンセルできる期限と、キャンセル料の有無
- 契約後に減額される条件
- 修復歴や事故歴は、事前に正確に伝える
国民生活センターも、査定の場では契約しない、契約書のキャンセル条項を事前に確認する、と呼びかけています。
まとめ
電話がまったくない売り方は、調べた範囲では見つかりませんでした。ただ、連絡する会社の数や、価格の決まり方は、売り方によって違います。
私はロードスターを1社で売って、比べなかったことが心残りです。電話が面倒でも、せめて2つの売り方で金額を比べてみてください。連絡を絞りたいなら、ユーカーパックやソコカラのように、窓口が1社にまとまるサービスもあります。

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